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2014年7月 8日 (火)

小泉元首相、今日も明日も「原発ゼロ」 今や自民のお荷物?


 小泉純一郎元首相が「原発ゼロ」に向けた動きを再び活発化させている。7日には都内で講演し「政治が決めればできる」と原発再稼働に前向きな安倍晋三首相を重ねて牽制(けんせい)。2月の都知事選で自らが推した細川護煕(もりひろ)元首相が敗れたものの、いたって意気軒高だ。だが、政府・自民党と異なる方針を声高に訴えるその姿は、同党にとって「お荷物」でしかないようだ。
 「原発は安全ではないし、コストも一番高い。避難路の確保やテロ対策も不十分で、推進の論理は完全に破綻している。再稼働できるはずがない」
 講演で小泉氏はこう力説し、「人間の考えは変わっていい」と改めて自らを正当化してみせた。
 都知事選後、小泉氏は5月7日に細川氏と一般社団法人「自然エネルギー推進会議」を設立。今月1日には、原発ゼロ実現と自然エネルギーの推進を掲げる城南信用金庫(東京都品川区)のシンクタンク「城南総合研究所」の名誉所長に就任した。
 こうした小泉氏の動きに自民党内では「都知事選で大負けしたのだから、もう力はない」(中堅)と冷めた見方がある一方、歯切れの良い「小泉節」はいまだ健在のため、「侮れない」と警戒する声も根強い。7日の講演でも、約4000人収容の会場を満員にした。
 しかも、13日には原発政策などが争点の滋賀県知事選の投開票が控えている。加えて、原子力規制委員会は16日に、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)について事実上の合格証となる「審査書案」を提示する方針だ。自民党側からすれば「余計なことを言ってほしくない」(中堅)のが本音だ。
 講演会で質疑応答はなく、約90分間、しゃべり続けた72歳の小泉氏。クラーク博士の「少年よ大志を抱け」を引用し、「古希を過ぎたが、年を取っても大志を持ってもいい」と強調。好んでよく使う政治家、尾崎行雄の言葉を今回も紹介してみせた。
 「人生の本舞台は常に将来に在り」
 小泉氏はどこに「本舞台」を求めているのか-。(豊田真由美)

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