« 東北電天下り「暇地獄」 経験者が勤務実態証言 | トップページ | 支持政党なしの人のための政党を創設する植草一秀の『知られざる真実』 »

2014年7月29日 (火)

生き残りの為に対米従属に舵を切った安倍・菅コンビ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】天木直人

 

 誰も気づかずに読み過ごされている記事の中に、重要なメッセージが隠されている記事がある。

 その一つが7月26日の朝日新聞の「安倍外交 米に憂い」という記事である。

 この記事の要旨は、一言でいえば、その見出しにあるように、安倍首相の対ロ政策や対北朝鮮政策に対して米国が不満を募らせているという記事だ。

 それだけなら、目新し事はない。すでに多くのメディアが書いて来た事だ。
 
 しかし、7月26日の朝日の記事は、米国の安倍外交に対する不快感があからさまになり、このままでは日米関係の溝は深まるという強い警告に満ちたものだ。
 私が何度も指摘してきた通り、朝日新聞は護憲を唱えるリベラル紙の雄と見られているのだ、同時に日米同盟をどのメディアより重視する米国の代弁者のようなメディアだ。

 つまり7月26日の朝日の記事は、安倍政権に対すする米国のメッセージなのである。

 そう思ったら、きょう7月29日の朝日新聞は、その社説で書いた。これ以上北朝鮮のミサイル発射を許してはならないと。ただでさえ歴史認識などで関係が悪い日韓が、北朝鮮政策でも足並みを乱せばこれこそ北朝鮮の思うつぼだ、拉致問題を利用する北朝鮮にだまされるな、と。

 まさしく米国のメッセージだ。

 そしておそらく米国から安倍・菅政権に対ロ、対北朝鮮政策で強い圧力がかかっているに違いない。

 このところ支持率が落ち、内外の政策に行き詰まってた安倍・菅政権は、これ以上米国を敵に回す事は出来ない。

 そう思っていたら、菅官房長官は28日の記者会見で対ロシア追加制裁を発表した。

 ここに来て辺野古移転を急ぎ、オスプレイを全国に飛ばせ、やたらに宣伝している。

 なによりも日米ガイドラインを最優先して決めようとしている。

 あれほど米国から自立するような事を言っていた安倍・菅政権がこの体たらくだ。

 しかし、対米従属の外務官僚は内心喜んでいるだろう。

 自分たちは安倍・菅政権に逆らえないが米国が言ってくれる。

 それを朝日が伝えてくれる。

 そして朝日と外務官僚は日米同盟最優先で大の仲良しだ。

 これからは安倍・菅政権の対米従属が急速に進んでいくだろう。

 最悪の日本になる(了)

|

« 東北電天下り「暇地獄」 経験者が勤務実態証言 | トップページ | 支持政党なしの人のための政党を創設する植草一秀の『知られざる真実』 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/548928/60062566

この記事へのトラックバック一覧です: 生き残りの為に対米従属に舵を切った安倍・菅コンビ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】天木直人:

« 東北電天下り「暇地獄」 経験者が勤務実態証言 | トップページ | 支持政党なしの人のための政党を創設する植草一秀の『知られざる真実』 »