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2014年7月16日 (水)

沖縄密約開示要求を上告棄却した最高裁の暴挙を許してはいけない【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】天木直人

 私は7月8日のメルマガ第475号で書いた。

 7月8日の各紙が、西山太吉氏が提訴している沖縄密約開示訴訟につ
いて最高裁が7月14日にも原告敗訴の判決を下す事が確定したと報じ
ているが、こんな最高裁の暴挙を許してはいけないと。

 そして7月14日が来て、最高裁は報道の通り密約不開示の判決を下
した。

 その事をきょう15日の各紙が報じている。

 わかってはいても、こうして報じられるとあらためて怒りがこみ上げ
る。

 私でさえ腹立たしいのだから原告の西山太吉氏やその支援者の怒りは
いかばかりだろうかと思う。

 ここに至って私はこの国の最大の悪人は最高裁であるとの思いをさら
に強めた。

 メディアに予定稿を書かせて西山敗訴を世論にあきらめさせておく。

 そのやり方が悪質であることはすでに書いたとおりだ。

 しかし、その判決ぶりはさらに原告や国民を馬鹿にしたものだ。

 密約は廃棄された可能性があるから不開示は妥当だという。

 廃棄した官僚の責任を不問にしてよくもそのような判決を書けるもの
だ。

 行政機関が密約を保有していたという立証責任は原告側にあるとい
う。

 行政機関が文書の存在を明らかにしないのに、どうして原告が立証で
きるというのか。

 子供でもわかる無理な理屈だ。

 このような厚顔無恥の判決を下して平然としていられるのも、今の安
倍自公政権と最高裁は一体であるからだ。

 安倍自公政権の下で最高裁は不可侵であると守られているからだ。

 憲法9条違反を公然と行う安倍事故政権にとっては、違憲判決を避
け、日米同盟を憲法9条の上に置く最高裁は一連托生なのだ。

 だから砂川判決の見直しをしなければいけないのだ。

 砂川判決の再審請求訴訟に勝って、安倍自公政権もろとも最高裁を解
体しなければ日本に「法の支配」は実現されない。

 こんどの沖縄密約不開示判決を下した最高裁は、砂川裁判によってそ
の報いを受けさせて見せる。

 そして、それは可能だ。

 米国が開示した機密文書という動かぬ証拠があるからだ。

 砂川判決再審請求を最高裁が棄却できるはずはない。

 砂川判決再審訴訟がまともに行われるなら砂川判決は否定される事に
なる。

 戦後の歴史が書き換えられる事になる。

 砂川判決再審請求訴訟は最高裁に対する国民の最後で最大の戦いにし
なければいけない(了)

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