« 閑散相場の裏にW杯も | トップページ | 【共同通信】<祈りよ力に>■一族で支え合う »

2014年7月 5日 (土)

【信濃毎日新聞】<斜面>■米軍基地の整理・縮小は置き去りのまま


 
沖縄の辺野古の海はどこまでも透明だ。その底に見える岩礁を破砕するという。米軍普天間飛行場の移設に伴い埋め立てられる。先立っての工事だ。地元の名護漁協が総会で同意した。反対は2人だけだった
 
   ◆
 
漁協は既に埋め立てに同意している。内心は反対でも口には出せない。漁業補償の期待も大きい。移設反対の海上抗議デモを監視する警戒船を出せば日当をもらえ、いい仕事になる―。沖縄タイムスが総会で取材した組合員の話だ。日当は5万円と伝わる
 
   ◆
 
7月に入り、辺野古周辺は緊張が高まっている。沖縄防衛局は陸地で工事に着手、海上では警戒船や海上保安庁のボートが巡回する。米軍や工事用船舶以外は立ち入り禁止の水域を拡大。予定地の海底ボーリング調査を妨害されないよう、警備を強めている
 
   ◆
 
安倍晋三政権は集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。米国を頼む日米安保の「片務性」を解消し、対等な日米関係を目指すという。米軍基地の整理・縮小は置き去りのままだ。政府は中国を意識し米軍を沖縄につなぎとめるように、辺野古移設を急ぐ
 
   ◆
 
先月下旬、反対派が座り込み抗議を続けている辺野古のテント村が荒らされた。何者かが写真などの展示資料をはがし、修学旅行の高校生から贈られた千羽鶴まで引きちぎった。政治にほんろうされ、分断された沖縄の住民。心の声を封殺する行為は、許し難い。

|

« 閑散相場の裏にW杯も | トップページ | 【共同通信】<祈りよ力に>■一族で支え合う »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/548928/59929572

この記事へのトラックバック一覧です: 【信濃毎日新聞】<斜面>■米軍基地の整理・縮小は置き去りのまま:

« 閑散相場の裏にW杯も | トップページ | 【共同通信】<祈りよ力に>■一族で支え合う »