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2014年8月 3日 (日)

安倍首相の原発コントロール発言はウソだったと書いた毎日新聞【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 天木直人


 
 きのう8月2日の毎日新聞が一面トップで書いた。

 東電福島第一原発に保管されている放射能汚染水について、目標とし
ていた今年度中の全量浄化処理の達成が困難になった事がわかったと。

 いわゆるALPSと呼ばれる放射性物質除去装置が不調で、計画通り
に稼働できていないからだという。

 汚染水を巡っては、原子炉建屋への地下水流入を防ぐ凍土遮水壁の建
設でも手間取っており、汚染水低減対策の難しさが改めて浮き彫りに
なったと書いている。

 私がこの毎日新聞の記事で注目したのは、この汚染水対策の遅延と困
難さを伝える記事の中で、昨年9月に安倍首相が東京五輪誘致活動の中
で述べた「(原発事故の)状況はコントロールされている」発言に言及
しているところだ。

 すなわち、この安倍首相の発言を受けて、当時の東電の相沢副社長は
「2014年度中にすべて浄化したい」と記者会見で述べたと毎日新聞
のその記事は書いている。

 これは、言い換えれば安倍首相のコントロール発言が守られなかっ
た、ウソをついた事になる、と言っているのだ。

 汚染水だけではない。

 原発事故の処理に関するあらゆる問題がいまだに懸案として立ちふさ
がっている。

 安倍首相のコントロール発言から、もうすぐ一年だ。

 安倍政権が原発再稼働の動きを見せるたびに、そして原発事故処理に
関するあらゆる不都合な問題が出てくるたびに、我々は安倍首相のコン
トロール発言を持ち出せばいい。

 あの発言はなんだったのか、やはりウソをついたのではないか、と繰
り返し問題提起すればいい。

 安倍首相のコントロール発言を風化させてはいけない。

 これ以上ない原発再稼働防止対策として活用すべきである(了)

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