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2014年8月 1日 (金)

「マニュアル」で憲法違反を行う安倍政権下の究極の「法の下剋上」【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】天木直人

 きょう8月1日の日経新聞に、驚くべき記事を見つけた。

 すなわち安倍政権は、有事とも平時ともいえない「グレーゾーン」へ
の対処マニュアルをつくり、年内にも運用を始めるというのだ。

 警察や海上保安庁や防衛省の連絡体制を整え、武装集団による離島へ
の上陸などに素早く対応できるようにするという。

 よくもこんな事を安倍政権は行えるものだ。

 よくもこんな事を日経新聞は何の批判もなく平気で書けるものだ。

 これだけでもとんでもない事であるが、私が驚いたのは、日経新聞が
書いている次のくだりだ。

 すなわち、調整に時間がかかる安全保障関連法案の審議は来年の通常
国会に先送りするため、マニュアルをつくってグレーゾーン事態への対
処を急ぐというのだ。

 なんという事だ。

 ただでさえ、法律によって集団的自衛権の行使を可能にして解釈改憲
を行う「法の下剋上」が安倍政権の手で行われようとしているというの
に、その法案さえ、世論をおそれて来年の統一地方選以降に先送りし、
それでは間に合わないと、法案ができる前にも、マニュアルをつくって
憲法違反の軍事行動を可能にするという。

 マニュアルといえば、政府や各省庁が勝手につくる内規であり、運用
書であり、手引書だ。

 国会審議はおろか、国民の目の届かないところで勝手に作られ、実施
される、仲間内の約束ごとだ。

 こんなマニュアルで日本の新たな軍事行動が決められていくのだ。

 そういえば政府・外務省には前科がある。

 在日米軍の治外法権を公然と認めた日米地位協定という悪名高い政府
間協定がある。

 その協定の解釈、運用を、外務省は勝手にマニュアルをつくって、外
務省職員に申し送りしていた事が沖縄のメディアのスクープで明らかに
なったことがあった。

 これもまたマニュアルによる憲法違反の典型だ。

 いやしくも民主国家を名乗る国のなかで、日本という国ほど「法の支
配」が有名無実化している国はないと思う。

 しかも、「法の支配」を繰り返し強調する安倍政権の下で、ここまで
「法の下剋上」が
公然と行われているのだ。

 安倍首相ほど、言っていることとやっている事が異なる首相はない。

 一日も早く責任を取って辞めさせなばならない(了)

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